2014年7月4日金曜日

7月1日(火)午後~2日(水) 能郷白山登山報告 鴨6  鎌田克則

①近ごろ山らしい山に登っていないので、能郷白山に狙いを定め,本巣市に能郷谷の何処まで車が入れるか問い合わせたところ、登山口手前4km程度と解る。一方温見峠が完全に通過可能との情報を得た。温見峠と聞けばやはり気はそちらに傾く。矢も楯もたまらず、峠までなら付き合うと言う閑友人を口説いて、71日(火)午後飛び出し、友人をピックアップ、福井と大野の中間の「みらくる亭」に泊る。なかなかの温泉。ウィークデイは安い。






②大野から温見峠(1,020m)までの道は、やはり奥深さを感じさせる。高校山岳部時代、温見峠の地図を見て、チベットの奥地の峠を見る思いをした所だ。今は途中に全く人家はない。
さて峠が登山口。以前はこんなルート無かった。稜線に沿って1,500mまでひたすら登る。汗だくになるが涼風が心地よい。その後はなだらかで頂上に近づく。残念ながら霞んで遠くの山は判別し難し。先ず一等三角点。そしてその先に祠が見える。南正面は白谷、左の大きな山は前山、その向こうが能郷谷。






 

 ③祠前の私。一人登山者 (それまでに数人の登山者に出 合った)が居て、朝5時に峠より登り、イソクラ迄往復して きたという。踏み跡ほとんどなく藪漕ぎの連続だった由。 豪傑が居るものだ。この写真を撮って貰った。








④能郷白山神社の能舞台。以前雨に降りこめられて、この能舞台にテントを張って暮らしたことが有る。夏なら涼しく快適と思う。
又紅葉時期、峠を越えればさぞ美しい事と思う。どちらも入口に温泉が有る。
 冬は能郷まで除雪されている。奥の黒津、大河原は冬は途絶。4~5月頃まで通行不可との由。チベットまで行かなくとも、残雪期、温見峠を越えられないものだろうか。植村直己バリでそりを引いて行くのだ。さぞかし遠征気分が味わえると思う。峠付近は日本離れした景色だし、それに分水嶺だ。引っ張る犬は居ないが耕運機かスノウモービルか。せめて能郷谷を詰めて残雪期の能郷白山に登りたいものだ。



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