1月9日(土)
鎌田リーダーの下、10名が参加する。顔なじみの方々だ。
参加者:鎌田克則、松下昌弘、上嶌秀夫、倉橋和義、高鍬博、森村征男、西尾憲次、
打越啓祐、打越夫人、中村 淳、
集合時間:20:30 北団体受付にて搭乗手続き 20:45 出国 13番ゲート
21:45 カタール航空QR803便 搭乗
座席:ヒマラヤ観光が、全便 右側窓際2列席を縦5列指定
関西空港発22:40 イタリア チェルヴェニア10日間のスキー旅行が始まる。
1月10日(日)
長距離移動の前半飛行コースは、関空→DOHA 8,317km、地球一周4万kmの5分の1余を一気に飛ぶ。23:30 機内食サービス、和食と赤ワインで寛ぐ。その後は睡眠時間。
7:25に室内灯が点灯、7:55 朝食サービス、コーヒーを飲んで目を覚ます。
DOHA着陸 10:16、飛行時間11時間36分の前半の移動が終わる。DOHAはペルシャ湾に突き出したカタール半島の東側にある。カタール航空の拠点で、世界へ150路線が就航している巨大な空港だ。
ここで時差—8時間のイタリア時間に切り替える→ 日本の正午=イタリア 午前4時
QR127便MILANO行に乗り換え、8:55に離陸、後半の移動が始まる。二日かけての大移動だ。MILANO着13:19、リムジンに乗り換えて、チェルヴェニアClub Medに18:42到着する。
CHECK-INの手続きを済ませ、スキー技術レベルを4a パラレルターンに登録する。
部屋番号のロッカーにスキー靴を運び、貸しスキーをセッティングして、準備完了。
食堂の一隅に日本人10名のJAPON席をセットしてもらい、全員揃って赤ワインで乾杯、
メニュウ豊富な料理を楽しみ、疲れを癒す。
1月11日(月)
部屋の窓越しに巨大なマターホルンが聳え立つ。スイス側の鋭く尖った姿ではなく、奈良の大仏様が鎮座したような岩峰だ。
マッターホルンの全容 |
スキーを持って広場に集まり、全員揃ってClass-4aで出発する。100人乗りのゴンドラで頂上へ登り、滑降開始。コースはやや荒れているが、雪質は軽く、滑りやすい。
リフトUP,滑降を繰り返し、麓へ降りて正午となる。Club Medへ戻ってスキー道具をロッカーに仕舞い、靴を履き替えてラウンジへ行き、生ビール一杯飲んだ後、JAPONテーブルに座って赤ワインを飲みながら昼食を取る。
初日のこともあり、今日はここまでと、ゆっくり過ごすことにする。
1月12日(火)
ユーリーンとナターシャ |
技術レベルを4b3に下げる。インストラクターは、イタリー人の31歳男性、ユーリーン。我々は鎌田、森村、打越夫妻、倉橋、中村、他ドイツ、ロシア、スイスの男女、ロシア人の中に一人日本語を話す美女がいて、インストラクターの話を我々に通訳してくれる。この美女をナターシャと呼ぶことにする。女性たちはスキーが上手で、ユーリーンの後をしっかり付いていく。麓へ降りて正午となり、別れてClub Medへ戻って食事する。
毎度のことながら、まずビールを飲み、赤ワインで乾杯して料理を頂く。15:00 街へ出て、お土産を買う。
1月13日(水)
赤ワインを飲み、昼食をとる |
気温-9°C、快晴、マッターホルンが全容を青空に突き出している。
滑降を楽しんだ後、クワッドに乗って山頂のレストランで昼食を取る。前菜、料理2品、赤ワイン、デザート、コーヒーを頂き、満腹だ。ユーリーンは赤ワインを水のように何倍も飲み、赤い顔をしている。
14:00 滑降開始。ユーリーンに前に伸び上がるスキー回転を教わる。これまでの回転は沈み込んで立ち上がるスキーだったが、これは前に伸び上がるだけで回転するのだ。
こんな気持ちのいい回転は初めてだ。まるで風に乗った凧のように気持ちがいい。
この技術を覚えて帰ろうと、何回も滑降を繰り返した。
1月14日(木)
昨夕、顔を見せた太陽だが、今朝は雲の中だ。小雪がちらついているが、ゲレンデの視界は良好だ。今日は、リフトを乗り継いで稜線まで登る。滑降は、ユーリーンに続いてナターシャ、女性たちが滑り、その後をスイス人夫妻、我々が続く。
途中でコースの中央の吹き溜まりへ頭からダイビング、誰かがスキーを脱してくれて、助けてくれる。
疲れてきた証拠だ。次のリフト乗り場でユーリーンの許可を取り、単独で麓へ降る。
15:20 Club Medに戻り、シャワーを浴びる。さっぱりして後、チェルヴェニアの思い出として、売店でスキーシャツを買う。箱を開けてよく見ると美津濃製だった。
1月15日(金)
ロシアの女性たち 左から二人目がナターシャ |
Class 4b3の最終日、窓越しにブリザードが吹き抜ける。9:10 リフトが始動、クワッドでPlan Maison へ登り、ここを基準にリフトでUP、Colle Supからの滑降を繰り返す。突如、太陽が顔を出し、マッターホルンが全容を現す。
15:00 Club Medに戻り、着替えて16:00に Class 4b3全員が食堂に集まり、ユーリーンに謝礼金を贈呈する。ここで5日間のカリキュラムが終了した。
スイス人夫妻 |
1月16日(土)
今回、ユーリーンに教えてもらった伸び上がるスキー回転を練習する。間違えなくこの技術は自分のものになった。
課題は、これを日本の雪で実行することだ。
3月の裏磐梯高原でのスキーで実行できれば、合格だ。
1月17日(日)
8:30 Luggage out Check out 9:19 出発、リムジンでMIRANO空港に向かう。
11:40 空港着、One World Check in 荷物をPriority扱いとする。
ラウンジがなく、出発ゲートで時間を過ごす。
これから復路、二日間の長旅が始まる。QR128便 14:40 Priority Boarding 座席25K
Take off 15:20 DOHA着23:15。
出発ゲートへ移動し、搭乗時間を待つ。
1月18日(月)
01:10 QR802便の搭乗開始 A330型機 座席:22k
DOHA発 01:45
3割程の乗客で、ガラガラの便 2:05 機内食:和食サービス、その後は睡眠時間となり、各人自由に横になって寝ることができた。
11:45 点灯、14:15 Brunch、QR802便は雲の中を徐々に高度を下げて、関西空港の北から16:22着陸して、全員元気で無事に帰国した。
82歳の老齢ながら、この楽しかったチェルヴェニアの想い出作りにご一緒できた皆様に感謝申し上げます。有難うございました。 中村 淳